新たな作品の試作をしました

3-4Graders

 11月15日(水)の活動では、学生が家から空きビンを持ってきたことで、子どもたちがそれに興味をもちました。見たり触ったりしていましたが、加工が難しいのもあってか、あまり何か作るということに使われることはありませんでした。しかし、ビンの形にヒントをもらったのか、おみくじを作る活動へと発展していきました。

 1人がおみくじを作っていると、それを見て気になった他の子どもが次々と参加していき、活動の最後にはみんなでおみくじを作っていました。今までの商品づくりでは、基本的に個人で作りたいものを作っていたので、今回は傘の回収ボックスを作って以来の共同作業でした。空きビンの中に、大吉や小吉と書いた紙やペットボトルのラベルを入れていました。おみくじを商品とするかどうかはさておき、みんなで1つの物を作るという行動が自然と生まれたのはとても嬉しかったです。

 また、以前からペットボトルでペン立てを作ってくれている子は、今回また新たに3つ作ってくれました。以前作ったものも合わせて、切り口はすべてアイロンで丸めました。


 11月17日(金)の活動では、作るもののアイデアが浮かばないということで、インターネットで探しました。以前、「自分たちで考えるのには限界があるから、そういうときは調べてみて参考にする」ということを伝えていたので、今回それを実践してくれて嬉しいです。プラスチックを活用して制作する動画を検索して、その中で作りたいものを探しました。「これ作りたい!」といった声が上がり、スライド式の入れ物とコップを作ってみることにしました。

 スライド式の入れ物は、ペットボトルを2つの輪切りにして四角く折り目をつけ、それを縦と横にしたものを組み合わせて作ります。炭酸飲料などの円柱型で凹凸のないペットボトルが必要だったので、大学で集めているところから選んできました。1人は斜めに線の入ったデザインのペットボトルを選んできて、形がどうなるか楽しんでいました。最終的には、凹凸のないほうは比較的上手くできましたが、線が入っているほうは上手くいかず、途中で断念していました。作る中で直方体や立方体という言葉が出てきて、算数の復習にもなる活動でした。

 コップは、ペットボトルに印をつけ切り取ってから作るのですが、切ってはいけないところを切ってしまうなど苦闘していました。何度も動画を確認しながらなんとか完成し、出来にも満足しているようでした。

 今回作ったもの以外にも、参考になるものがいくつかあったようで、今度は紙コップを入れるホルダーも作ってみたいようです。

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