7月26日(水)の活動では、集めた傘を少し解体し、生地の部分で何か作ることができないか、手を動かしながら考えました。今回来てくれた子どもは、ビニール傘の生地を使って、マスクや犬用のカッパを作ろうとしてくれました。引っ張ると伸びる、熱を加えると溶けるなど、ビニールの特性を感じながらそれぞれが作業を進めてくれました。
既製品でどのようなものがあるか調べたり、アイロンを使ってどのくらいの時間で接着できるかやってみたり、とにかく試してみる回になりました。商品化に向け、アイデアを出して失敗を繰り返しながら作っていくことになると思うので、これからもぜひ手と頭を動かしていろいろ試しながら活動していってもらいたいです。
7月28日(金)には、同じ時間に開催している「愛媛大学放課後SDGs教室」の子どもたちとの顔合わせをしました。これから、SDGsワークショップの子どもたちによるアップサイクル作品を、SDGs教室の子どもたちが取材して広報活動をするなど、協力して活動していきます。
ワークショップの活動では、先週傘で何ができるか考えたことをもとに、実際に制作に入りました。子どもたちは、マスクやカッパ、ペットボトルホルダーなど、それぞれが工夫して作業していました。傘の生地を骨組みから外したときにできる穴を生かしたり、アイロンで接着するために温度や秒数を研究したりと、それぞれが工夫をしながら活動していました。
アイロンで熱加工できるのはビニール傘のみで、ナイロン製の傘は現時点では熱加工できないので、また別の加工方法を考える必要があります。傘が集まってきたら、さまざまな加工方法を使って、子どもの創意工夫がたくさん見られるといいなと思います。