研究をする中では、毎日の記録をつけ、それを積み重ねていくことが大切です。毎日の記録をするものを、日誌といいます。日誌には、その日したことを書いて、あとから見返せるようにします。あとで見返すことで、自分の考えがどう変わってきたのか、自分がどう成長したのかがわかります。また、研究したことを発表するときにも、日誌に書いてあることをもとにまとめることができます。では、どんなことをどんな風に書けばよいのか、見ていきましょう。
- 日付
- 天気
- 見たことやしたこと(その日に何をしたのかを書きましょう)
- 考えたこと(その日にしたことから、自分がどんなことを考えたかを書きましょう)
- メモ(ささいなことでも、気になったことがあれば書いておきましょう)
すべて文章で書いてもいいですが、箇条書きにすると見やすいですね。
箇条書きというのは、
- ~~~~~をした。
- ~~~~という記事を読んだ。
- 昨日よりも~~~だった。
- ~~~~~だったが、自分は~~~~だと考えた。
というように、「・」をつけてから文を書くという書き方です。ふつうに文章を書くよりも、大事なところを短くまとめて書くので、あとで見返しやすくなります。さらに、簡単に書き足すことができるといういいところもあります。
ノートに記録する
自分のノートに記録するときは、どうすればよいでしょうか。ここでは、2つの書き方の例を紹介したいと思います。
1つ目は、上にあるワークシートと同じように、書くことを横に分けて記録するやり方です。ここでは文章で書いていますが、もちろん箇条書きでもOKです。
2つ目は、書くことを縦に分けて記録するやり方です。横に並べると、それぞれの対応が見やすくなります。たとえば、「したこと・見たこと」から矢印でつないで「考えたこと」に書けば、何から考えたかがわかりやすくなります。ここでの「メモ」のように同じ行に書けば、矢印でつながなくても何についてのメモなのかがわかりやすいですね。
どちらの例でも、毎回同じところに同じものを書くようにするほうが、書き忘れもなくせるし、どこに何が書いてあるかわかりやすくなります。自分がその日やったことをきちんと記録できるように、そして自分が見返しやすいように、工夫して記録しましょう。