みなさんは、何か調べものをしたり勉強したりしていて、わからないことがあったらどうしますか?すぐにだれかに聞く人もいるかもしれませんね。でも、だれかに聞くにも何かコツはないでしょうか?「わからない」を「わかる」にするためにはどうすればいいか、見ていきましょう。
1.まずは自分で調べてみる
わからないことが出てきたら、まずは自分でどうにか調べられないか考えましょう。知らない言葉の意味くらいなら、自分で調べられそうですね。辞書を引かなくても、インターネットの辞典(学研キッズネットの辞典など)で調べることもできるので、使ってみてもいいかもしれません。
また、本やインターネットなど、小学生に向けてわかりやすく書かれているものもたくさんあります。最近は、勉強をわかりやすく教えてくれる動画などをまとめたサイト(yahoo!きっずの学習コーナーなど)も増えてきています。学校の図書室や地域の図書館に行ったり、タブレットやパソコンを使ったりして、自分の役に立ちそうな情報を探してみましょう。
2.何がわからないかをはっきりさせる
自分で調べてもわからないときには、だれかに聞きましょう。もし自分がだれかにわからないことを聞かれるとしたら、相手がどこまでわかっていて、どこからがわからないかを知らないと、教えることができませんよね。なので、まずはだれかに聞く前の準備として、自分がどこまでわかっていて、どこからがわからないのかをはっきりさせましょう。たとえば、文章題がわからないのであれば、文章のどの部分まではわかっているのかを考えます。何がわかれば解決できそうか、自分の中で見当をつけてみましょう。
3.聞く人を考える
自分がどこまでわかっていて、何がわからないのかをはっきりさせることができたら、だれかに聞いてみましょう。だれに聞くのかも1つのポイントです。いそがしそうな先生にいきなり声をかけるよりも、まずはわかっている友達に聞いてみるほうがいいですね。児童クラブなどで、上の学年のおにいさんやおねえさんに聞いてみれば、やさしく教えてくれるでしょう。また、くわしい人にインターネットを使って聞く方法もあります。
4.聞くときのポイント
わからないことを聞くときには、2で考えたことを相手に伝えましょう。どこまでわかっているのか、どこからわからないかを伝えると、相手が状況をわかりやすく、短い時間で解決できるでしょう。どんなふうに聞けばいいか、相手に伝えることをメモしておいてもいいかもしれませんね。
どうしてもいそがしい人に直接聞きたい場合には、どんなコツがいるでしょうか?まずは、時間をとってもらうための約束をしましょう。「~~~のことについて聞きたいのですが、〇月〇日の〇時ごろはお時間ありますか?」というように、何を聞きたいのかと、具体的な日時を伝えましょう。そうすると、相手も前もって準備をしたり、都合が合わないときには代わりの日時を考えたりしやすくなります。相談する時間を作ってくれたときには、必ず感謝の気持ちを伝えましょう。