研究をうまく進めていくために、まずは計画をしっかりと立てて、計画書にまとめてみましょう。
1.目的を考えよう
まず、何を知るための研究なのかという目的を考えます。自分がどんなことを調べたいかによって、どんな研究をするかも変わります。研究がすべて終わったときに、自分は何を知ることができていたらよいのか、研究のゴールをよく考えて決めましょう。
2.研究の方法を考える
どんなことを知りたいか決めたら、知りたいことを知るために、どんな風に調べればよいかを考えます。どんな実験や観察をすれば、知りたいことを知ることができるか考えてみましょう。いったん調べ方を決めたら、少し立ち止まって考えてみましょう。その調べ方で、本当に自分が知りたいことを知ることができるでしょうか?大切なところなので、気をつけて考えましょう。
ざっくりと調べ方を決めたら、細かい内容を考えていきます。調べるときに条件をどのように変えたらちがいがわかりやすくなるか、実験などの手順(順番)をどのようにしたらスムーズに進めることができるか、よく考えてみましょう。
研究のしかたを考えたら、調べたことをどう記録すればよいか、どんなことを記録するかを決めましょう。どんな研究かによって、記録のしかたは変わります。自分の調べることに合うように、記録することを決めましょう。
3.準備物を考える
研究のしかたを決めたら、必要な道具や材料を考えます。自分が実験などをやっているところを想像してみると考えやすいですね。まずは、ペットボトルなどの容器、はかり、ものさしというように、実験などで必要なものを考えてみましょう。うまくいかなかったときのことも考えて、多めに準備しておいたほうがいいものもあるかもしれません。また、筆記用具、ノート、カメラなど、記録に必要なものも考えなければなりません。だれかに貸してもらったり、だれかといっしょに使ったりすることができるものもあるので、まわりの人に相談しながら、準備するものを考えてみましょう。
4.予想を立てる
どういう風に研究するか決めたら、その研究をしていくとどういう結果になりそうか、予想を立ててみましょう。予想と合っているか、どうちがっているかを考えながら研究を進めていきますが、予想通りにいかなくても大丈夫です。予想を立てる中で、計画を変えたほうがいいと思ったら、もう1回研究のしかたを考え直してみましょう。