『Co-Agencyを育む準正課活動のための教師教育環境と仮想空間』というタイトルで申請しておりました科研費，採択が決まったようです。この研究は，野中陽一朗先生（高知大学），三和修平先生（信州大学），坪田康先生（京都工芸繊維大学）と分担研究者とする大学間プロジェクトで，概要は以下のとおりです。
【概要】児童生徒と共にCo-Agency (OECD, 2019) を実現することのできる教師を育成するには， 教員志望学生が地域で主体的に活動し，大学教員がそれを支える学習環境が重要である。本 研究は，そのような学習環境の構成要素を，研究代表者による学習支援事業より抽出し，同 様の取組を他大学で展開できるか，その教育成果も含めて検証する。さらに他大学の学生と も自律的に交流する仮想空間を導入し，他の地域の問題解決に取り組む環境を提供すること の教育効果も検討する。本研究はこれらの検討を通して，学生主導プロジェクトへの参加が 学生の資質・能力向上へとどのように繋がるのか，大学教員による支援の在り方と併せて解 明する。得られた知見は，大学教員並びに学生用マニュアルとして公開し，効果的な準正課活動のありかたに関する知見を広く提供し，次世代の教職課程の在り方への提案に繋げる。
