12月1日(金)は、SDGsワークショップ・SDGs教室の合同開催でした。子どもが海岸に漂着した牡蠣の養殖パイプを拾ってきており、それをアップサイクルしたいということで、漂着DECOの中迫隼さんにお越しいただきました。いくつか機械も持ってきていただき、子どもたちは興味津々な様子でした。
まず、シュレッダーを使ってパイプを粉砕しました。パイプの状態だと中が空洞なので、溶かすのに時間がかかってしまうそうです。また、パイプの色によっても仕上がりが変わるので、子どもたちは自分の選んだ色のパイプを機械に入れて、パイプが細かくなる様子を近くで見ていました。
パイプを粉砕したあとは溶かすための機械に入れ、機械の先に型をつけて溶けたプラスチックを押し出します。型から取り出すときれいな六角形になっていて、子どもたちは大盛り上がりでした。
その後、自分たちでも作ってみようということで、グループに分かれてタイルを作る活動を行いました。粉砕したパイプを型に合うように入れ、クッキングペーパーを敷いた上からアイロンで熱します。足りない部分に粉砕したパイプを継ぎ足したり裏返したりしながら熱すると、表面の凸凹もなめらかになりました。型から取り外し、カッターで形を整えれば、漂着したパイプからできているとは思えないほどきれいなタイルになりました。正方形の型で作ったものを2つに分けて三角形にし、ストラップやコサージュピンをつけてアクセサリーも作ることができました。
子どもたちは作ったものを嬉しそうに持ち帰っていました。パイプを自分たちで粉砕するのは難しいですが、粉砕してしまえばアイロンでも簡単に加工できると今回わかったので、活動の幅が広がりそうです!