9月13日(水)の活動では、集めた傘を制作に使うために、分解してきれいに洗う活動をしました。
夏休みの活動で、ほとんどの傘を骨組みと生地に分解することができていましたが、まだ少し残っていたので、今回で全て分解しました。折り畳み傘は普通の傘よりも分解が難しいようでしたが、子どもたちが最後まできちんと分解してくれました。少し触れただけでボロボロと落ちてきてしまう傘もあったので、そういった劣化のひどいものは除くようにしました。
そして、制作に使うために水できれいに洗いました。きれいに見えるものでも、元々大学に放置されていた傘がほとんどなので、砂埃で汚れた傘が多くありました。洗う人や洗ったあとに拭く人、床に落ちているゴミを掃除する人、濡れた床を掃除する人など、自然と役割分担して、最後には教室をきれいにして活動を終えることができました。
9月15日(金)の活動では、前回洗ったビニール傘の生地を拭いて乾かす間に、何を作るか考えていきました。まずは活動を始める前に、何のために商品を作るのかを再確認しました。このワークショップで作ったアップサイクル作品は、12月に行われるクリスマスマーケットで販売します。そのため、みんながほしいと思うような商品、売れるような商品を考えて作る必要があります。そのことを念頭に置いて、これからの制作活動に取り組んでいってもらいたいと思います。
アップサイクル品の案として、財布という意見が子どもたちから出ました。とりあえず手を動かして作ってみようということで、後半は実際に作り始めました。今回はビニール傘の生地を使い、ネームバンドの部分も上手く利用して試作品を作ってくれました。
中身が出てきそうな構造だったので、折り返しがあるとよさそうとアドバイスをしたところ、また新しく作り直していました。これからも商品化に向けて何度も試作し、よりよいものを作っていってほしいと思います。