8月23日(水)は、前回同様にSDGsワークショップ・SDGs教室の合同開催でした。今回の活動には、アップサイクル愛媛の社長・大久保仁志さんにお越しいただきました。まずはアップサイクル愛媛がどのような取り組みを行っているかご紹介いただきました。実際に商品も持ってきていただいたので、子どもたちは手に取りながら大久保さんのお話を聞いていました。商品の中に、木材を輸入するときに使われたのち廃棄されてしまう、ランバーカバーという保護材を使ったバッグがありました。ランバーカバーという素材は子どもたちにはなじみがありませんが、実際に手に取ると頑丈な素材であることがわかり、子どもたちも興味津々でした。
活動の中盤では、これまで子どもたちが作ってきた作品を見てアドバイスをいただいたり、質問にお答えいただいたりしました。買ってもらえるような工夫として、自分たちのロゴを作るというアドバイスをいただきました。同じTシャツでも、有名なブランドのロゴが入っているだけで価値が上がるというのと同じで、ロゴを入れることによって商品に付加価値をつけることができるそうです。このアドバイスを聞いて、子どもたちもロゴを作ってみたいという気持ちが湧いてきたようです。ぜひ考えてみてほしいですね!
また、共感を得るものは売れやすいということで、小学生ならではの視点でランドセルカバーを使ってアップサイクルしてはどうかというアドバイスもいただきました。継続的に素材を手に入れられるもののほうがいいそうで、低学年でしか使わないランドセルカバーは、毎年たくさん捨てられているのではないかということでした。
これから商品化に向けてまた試行錯誤していきますが、他の会社などがどのようなものを作っているのかを見てアイデアを得て、差別化を図ることが大事だということを学びました。色んな方向にアンテナを張って、自分で情報収集していくことが、これからの活動の助けになるかもしれません。
次回8月25日(金)は、いつも通り模擬授業教室・オープンラボ教室での開催です。