5月24日(水)の活動では、まず漂着物をアートにする中迫さんの動画を見ました。これから商品化するにあたって、プラスチックごみがどのような過程で作品になるのかを理解しました。集める→洗う→砕く→溶かす→固めるという手順で作品ができあがるということを、きちんと確認することができました。
その後、自分たちでどんなものを作りたいか考えました。たくさん意見を出してくれて、筆箱やおもちゃ、マイバックなど、さまざまなアイデアが出てきました。そして、それらを作るためにはどんなものを拾ったらいいか考えました。プラスチックはもちろん、流木や布、金属や貝殻などがあればいいということでした。素材を集めるのも、これからの楽しみの1つですね。
5月26日(金)には、ポリエチレンを加工したものを手に取って見ました。下の写真が、活動前日に大学生が試作として加工したものです。メロンのアイスの容器がポリエチレンでできているのですが、それを切ってアイロンで熱を加えることで、つなげていくことができます。
また、レジ袋をたたんでアイロンで熱を加えたものも見てみました。しわによって少し穴が開いていたので、「これは脆い、破れそう」という意見や、「メロンの容器よりも硬い」という意見が出ていました。よく見て特徴を捉えられていますね。
身のまわりにあるものとして、ポリスチレン製のお弁当のふたについても見てみました。これはオーブンで加工すると、小さく硬くなります。絵を描いてキーホルダーなどにする、「プラバン」です。今回手に取って見たポリスチレン製のふたは、熱を加える前のものでしたが、特徴としてポリエチレンよりも硬いのではないかという意見が出ていました。
活動の後半では、身のまわりのごみから何かできそうなものはないかと考えてみることにしました。海岸にごみ拾いに行くのはまだ先なので、まずは大学の中にあるごみを拾ってみました。すると、ものの数分でごみが集まりました。
卓球のラケットの色や形を生かして、タコの置物ができそうといった意見や、プラスチックの塊がすごろくの壁に使えそうといった意見が出ました。拾ったものから、作れそうなものを具体的にイメージすることができていました。