ガソリン車のメリット・デメリット

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 現在、電気自動車やハイブリッド車などいろいろな車が売られています。カーボンニュートラル実現じつげんのために、環境かんきょうによい車が注目を浴びていますが、今でも多くの人に使われているガソリン車には、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。この記事では、ガソリン車のメリット・デメリットを、他の車とくらべながら説明していきます。

ガソリン車のメリット

1.車の値段ねだんが安い

 ガソリン車とちがい、ハイブリッド車と電気自動車には、電気をためておくための蓄電池ちくでんち(バッテリー)が必要です。このバッテリーは、たくさんの電気をためておけるようにされていますが、その分お金がかかります。そのため、バッテリーが必要ないガソリン車は、ハイブリッド車や電気自動車よりも安く買うことができるのです。車種にもよりますが、ガソリン車は200~500万円ほどで買うことができます。それに比べて、ハイブリッド車は30~50万、電気自動車は50~100万円ほど高くなります。

2.長い距離きょりを走ることができる

 ガソリン車はガソリン、電気自動車は電気で走行します。ガソリン車を満タンにすると600~1500kmほど走りますが、電気自動車を満充電まんじゅうでんにしても、実は160~570kmほどしか走ることができません。つまりガソリン車は、電気自動車の3倍ほど長い距離を走ることができます。

3.給油できる場所が多く時間がかからない

 ガソリン車が給油するためのガソリンスタンドは、町中でよく見かけると思います。2022年3月末には、全国の約28500か所にガソリンスタンドがあったそうです。電気自動車を充電する充電スタンドは2022年8月末で約17600か所でした。実はガソリンスタンドの数はだんだんとってきていますが、それでもまだ充電スタンドよりはたくさんあります。また、数だけでなく場所も重要です。山の近くの地域ちいきや人口の少ない地域には、充電スタンドがほとんどありません。そのため、充電スタンドに比べて、ガソリンスタンドの方が近く使いやすい状況じょうきょうです。給油できる場所があるというのは、安心して運転できる理由の1つと言えるでしょう。

 また、ガソリン車は数分で給油できますが、電気自動車を充電するのには時間がかかってしまいます。家で充電する場合には、8時間ほどかかってしまうのです。道の駅やコンビニエンスストアなどにある、特別な充電器であれば、40分で80%ほどの充電ができますが、ガソリン車の給油よりも長い時間がかかってしまいます。

4.出力が高い

 ガソリンエンジンは、たくさん回転することで大きな力を生み出すことができます。車種にもよりますが、エンジン車はハイブリッド車や電気自動車に比べて最高出力が大きくなっています。最高出力の大きなエンジンをもつ車ほど、大きなエネルギーを生み出すので、より速い最高速度を出すことができるのです。そのため、スポーツカーなど速さが求められる車であれば、ガソリンエンジンがないと開発はできないと言われています。

ガソリン車のデメリット

1.環境かんきょうに悪い

 ガソリンを燃料ねんりょうとするガソリン車は、燃料をやして走るので、二酸化炭素にさんかたんそをたくさん排出はいしゅつします。電気で走る電気自動車は、走行中に二酸化炭素を出しませんし、ハイブリッド車も電気で走っている間は二酸化炭素を出しません。日本における全体の二酸化炭素排出量を考えると、電車や飛行機などをふくめ人や物を移動いどうさせる乗り物の中で、ガソリン車が一番多いのです。

2.燃費が悪い

 燃費というのは、1Lの燃料でどれだけの距離を走ることができるかということです。1Lで長く走行できれば「燃費がいい」、あまり走行できなければ「燃費が悪い」といいます。電気自動車と比べるのはむずかしいので、今回はハイブリッド車と比べて考えますが、ガソリン車のほうが燃費が悪いとされています。1Lのガソリンでハイブリッド車は20~30kmほど走ることができるのに対して、ガソリン車の軽自動車は15~20km、普通車は10~15kmほどしか走れません。

3.車の管理にお金がかかる

 ガソリン車はガソリンを給油しますが、ガソリンは外国の影響えいきょうなどを受けて値段ねだんが変わります。特にここ数年は、ガソリンの値段が高くなっています。ガソリン車を使う間はずっとガソリンを給油しなければいけないので、燃料にかかるお金がたくさんかかってしまいます。それに比べて、ハイブリッド車は燃費がいいので給油する回数が少なくてすみます。そのため、ガソリン車はハイブリッド車よりも燃料にかかるお金が多いといえます。さらに、電気自動車を充電するためのお金もガソリンより安いので、長い目で見るとガソリン車のほうがお金がかかってしまいます。

 また、燃費がよかったり二酸化炭素の排出量が少なかったりすると、自動車にかかる税金ぜいきんが少なくなるという制度があります。しかし、ガソリン車は税金が減らなかったり、減っても他の車よりは多くなったりします。そのため、ガソリン車に乗るにはお金がかかってしまうのです。

4.音がうるさい

 電気自動車はモーターで走るので、エンジン音がせず静かに走行することができます。また、ハイブリッド車もモーターで走る間は静かなので、深夜や住宅街じゅうたくがいなどでも音が気になりません。一方で、ガソリン車はエンジンによって走行するので、エンジンが動くことで音が鳴ります。さらに、ガスが外に排出されるときにも音が鳴るので、音がうるさいと感じるかもしれません。

まとめ

 今回は、ガソリン車のメリット・デメリットについて説明しました。ガソリン車は環境に悪いという印象をもたれていると思いますが、人々が車を選ぶ基準きじゅん優先ゆうせん順位はちがいます。これが、今でもガソリン車を選んで使う人がいる理由の1つです。環境に悪いからといって、ただ単にガソリン車を減らせばいいということではありません。使う人のことを考えて、使いやすさや値段についても考える必要があるのです。

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