作物の栄養分となる肥料は、作物を育てる中で必要不可欠となっています。では、農業に使われる肥料にはどのような種類があり、どのように作られているのでしょうか?
肥料の種類
肥料を分類すると、無機質肥料(化学肥料)と有機質肥料(有機肥料)に分かれます。そして無機質肥料は単肥(窒素・リン酸・カリのうち1つの成分をふくんだ肥料)と複合肥料(窒素・リン酸・カリのうち2成分以上をふくんだ肥料)とに分かれます。化成肥料は無機質肥料の中の複合肥料の1つです。
ことばを知ろう
乾血:家畜の血をかわかして固めたもののこと。窒素を多くふくむ。
化成肥料とは
化成肥料は自然界にあるリン鉱石やカリ鉱石などから作られます。化成肥料とは、肥料のひとつぶひとつぶの中に窒素・リン酸・カリの3成分のうち、2成分以上をふくむ肥料のことです。
化成肥料の品質として必要なのは、主に次の3つです。
- 効き目のある成分が、きちんとふくまれている
- 害のある成分がない
- 肥料のつぶが丸くそろっている、よいかたさでこわれないなど使いやすい